HOME > 大判カメラの種類と特長

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大判カメラは大分類で、ビューカメラタイプとテクニカルカメラタイプの2種類に分かれます。ビューカメラは主にスタジオで使用され、1本のモノレール上にレンズ部とフィルム部を蛇腹で繋いでいます。大変重く携行性も悪いのですが、セット後の操作性はとても良いとされます。テクニカルカメラは別名フィールドカメラとも言われ、重量も軽いため風景写真等に最適とされます。テクニカルカメラの場合金属製がメインとされているようですが、更に軽量化を計った木製や樹脂製のものもあります。各々性能等に一長一短があります。

テクニカルカメラは大きく分けて(1)ボディ部(2)ベッド部(3)鳥居部(レンズスタンダード部)(4)バック部⑤蛇腹部⑥レール部に分かれます。これらが効率よく可動するように設計されていますので、通常撮影はもちろん、アオリ撮影、接写撮影までをもこなします.

ビューカメラは三脚雲台に装着する(1)基台部、基台部上を前後にスライドする(2)レール部、レール上に前後1組の(3)アーム部を配し、これに付随して可動する前後1組の(4)主体枠部を(5)蛇腹部で繋ぎます。また後部主体枠部には構図、ピント合わせを可能にする(6)バック部が装着されます。

「大判カメラマニュアル」(著:木戸嘉一)より抜粋

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